奈良競輪のナイターFⅡ「チャリロト杯」は21日に開幕する。同時開催のガールズケイリンには地元の元砂七夕美(30=奈良)が登場する。
今年は「1月の岸和田以外、決勝は外していないんです」と胸を張るように、安定したパフォーマンスを維持。5月に地元奈良で2019年以来6年ぶり2度目の優勝を飾ると、8月名古屋も制するなど、絶好調だ。
元々定評のある位置取りのセンスに加え、タテの威力も増している。
「2年前から練習量を増やしたり、ウエートに取り組んだり、やってきたことがつながってきました」
11月には小倉GⅠ「競輪祭女子王座戦」が控えている。大舞台ではファン投票による女子オールスター(2024年8月平塚)への出場はあるが、「地力で、っていうのが初めてなので、楽しみです」。自らの脚でつかみ取った初のGⅠ切符だからこその喜びがある。
初日5Rは大本命・山原さくらの動きをにらみつつ、レース巧者ぶりを発揮し勝機をうかがう。