大宮競輪FⅠ「日刊スポーツ杯争奪戦」2日目の26日、3RのA級準決で丸山啓一(50=静岡)が1着となり、通算500勝を達成した。1994年の表彰規定改正後では通算70人目(男子では64人目)の記録。
前日の予選で499勝目を挙げると、この日の準決勝でも自慢の決め脚を発揮。一発ツモで大台に乗せた。
「500勝はあまり意識していませんでした。まさか500勝できるまで体が戻るとは思っていなかったので。長い歴史の中で64人しかいないし誇りに思います。600勝を達成している人はあまりいないと思うので、次はそこを目標に頑張りたいですね」
来期のS級復帰を決めている実力者は、今期もS級点確保が叶いそうなペース。好調の裏には、現在A級1・2班戦で大活躍中の息子・留依(19)の存在がある。
「息子のおかげです。(いつか)息子と一緒に静岡記念を走りたい。今はまだ留依がS級ではないから次(26年2月)は厳しいと思うので、なんとかもう1年S級に踏みとどまってその次(27年)の静岡記念に一緒に出られれば」と大きな夢を語った。