大宮競輪F1が25日に開幕。ナショナルチームにも所属する大型ルーキー市田龍生都(24=福井)は、S級初Vと「高校の先輩との初連係」を目標に掲げ、決戦の地にやってきた。
今シリーズがS級昇格3場所となる市田は、前回の小田原GⅢでも優勝候補の1人に挙げられていたが、まさかの一予敗退。それでも2日目から圧巻の走りで3連勝と能力の高さは改めて示した。「前回の反省を踏まえて、今回は初日から力を出し切れるようにしっかり頑張りたい」と気を引き締める。
今回の舞台は長走路の大宮。「500バンクは高校の時の国体で宇都宮を一度だけ走ったけど、全然覚えていないし正直不安はある」と漏らしたが、それでも自慢の豪脚で克服するだろう。
今シリーズは近畿勢が充実しており、特に「同県の脇本(勇希・27=福井)さんは同じ高校の先輩。アマチュア同士だった時から一緒に練習したりしていたし、2人で勝ち上がって決勝で連係したい」という目標がある。
「伊豆でいつも通り練習してきたし、調子は問題ないです」と状態面に不安はない。
初日の出番は予選11R。「前回の2日目も連係した高間(悠平・37=福井)さんと一緒に頑張ります」と意気込みを語った。