和歌山競輪F1「WTVテレビ和歌山杯」は21日、2日目を迎えた。7Rガールズ予選2ではデビュー2年目の片岡美奈(26=栃木)が、キャリア初の予選1着を決めた。
「ビックリしました!」
開口一番、驚きの表情を見せたかと思えば、その後は笑顔が弾けた。「(大久保)花梨さんが前に入ってくれたので」と周回から思いがけず人気の大久保花梨の後ろという絶好位をゲット。大久保が打鐘4角から岡田優歩の仕掛けに合わせて先行すると片岡はぴったり追走。最後は「直線で全力を出せる力を残せていた」と話す通り、力強く踏み込み突き抜けた。
「師匠の前で1着を取れて良かったです」。取材を終えると、同時配分で先にレースを終えていた江連和洋のもとへ駆け寄り、真っ先に報告した。
ほどなく2人で姿を見せると、江連は「1か月前に予選1着を取るって目標を決めたばかりなのに、もう達成しちゃったね(笑い)。姉弟子の青木(美優)も今頃騒いでると思うよ(笑い)」と目を細める。
さらに「師匠と練習してきたおかげって言わないと」と〝注文〟を付けると、片岡も「そう新聞に書いておいてください(笑い)」と照れ笑いを浮かべた。
決勝進出は4場所ぶり7回目。ここでもう一丁、師匠を驚かせたい。