松山競輪場はバンクの大規模改修をへて1年ぶりの開催を行う。27日はナイターFⅠ「伊藤豊明杯×デイリースポーツ杯」の初日で、新走路を選手たちが熱く駆け抜ける。オープニングの1Rで気になるのは下沖功児(42=宮崎)だ。

 このレースには、なんと「実は再開シリーズの1Rで2回1着を取っているんですよ」という中武三四郎がいる。岸和田と防府の再開初戦を制している中武が上川直紀に挑戦する構図で、九州の下沖と広田樹里はそれぞれ自力で戦いたい、で単騎になった。

「えっ、一撃がある? 一撃ってセガールの映画がありましたよね。ICHIGEKI。でもスティーブン・セガールの今はいろいろあるんですよね」

 下沖の一撃とセガールの今に因果性があるかは不明だが、このレースで簡単に一撃を決められるか不安げではあった。だが今回は競輪場に入る前に「5時20分のフェリーに乗って松山に来て映画を見てきたんです。今回見ないと一生映画館で見られなかったんですよ。ネット配信だけになるので」と狙いの映画にたどり着いて栄養を補給してきた。

「うふふ、今年は2月と3月の2回、13日の金曜日があるんですよ。ジェイソンって劇中ではチェーンソーを持っているシーンはないんですよ。レザーフェイスなんですよ。あっ、一昨日は2001年宇宙の旅を見たんです。すごい映画でしたね。スタンリー・キューブリック監督の…」

 止まらないオタクトークは好調の証。下沖が、駆け抜ける。