函館競輪のナイターGⅢ「開設76周年記念 五稜郭杯争奪戦」は16日、準決3個レースをメインに3日目を行い、10Rで3着に食い込んだ橋本優己(26=岐阜)がGⅢでは2022年11月の四日市記念以来となる優出を決めた。

 相手は犬伏湧也―松浦悠士の元S班コンビに地元地区の山崎歩夢―成田和也、後藤大輝―井上昌己の九州勢と強力だったが、最後まで諦めなかった。前受けから一度引いた中四国勢が、先に動いた北日本2車を追う動きに呼応。「自分で仕掛ける余裕はなかったけど、無理やり行きました」。食らいついていった先に決勝切符が待っていた。

 近況の充実ぶりには理由がある。昨年から弟子を取り「ヘタなレースをするわけにはいかない」という意識が以前にも増して強くなった。さらに同県の後輩である岩井芯が、直前の松阪でGⅢ初制覇。「刺激をもらった」との言葉は悔しさの裏返しでもある。

 12R準決で山口拳矢が事故棄権したこともあり、17日の12R決勝は単騎で臨むことになった。「相手のレベルは違いますけど、前回の岸和田も決勝は単騎で優勝できた。行けるところで仕掛けたい」。ゴチャつく展開になれば、ひょっとしたらひょっとするかもしれない。