松戸競輪場で開催されているＦⅠ「ＫＥＩＲＩＮフェスティバル　第６回鈴木誠杯」は２２日、２日目を行った。Ａ級準決５Ｒでは南関勢が好連係を披露し、地元の大ベテラン・宮倉勇（５９＝千葉）がうれしい決勝進出を決めた。

　先陣を務めた長田龍拳（２２＝静岡）が前受け突っ張り先行でレースを支配。番手を回った弟子の小埜正義（４２＝千葉）と呼吸を合わせ、小埜の１着に２着で続いた。

「前の２人の気合がすごかったから。うれしい決勝進出だよ。それに鈴木誠杯でしたから、誠さんが背中を押してくれました」

　敬愛する先輩の冠レースでの活躍を喜び、まだまだこれからと意気込む。来年６月には６０歳、還暦を迎える。４８歳にしてＳ級Ｓ班で活躍する佐藤慎太郎は「限界？気のせいだよ！」がキャッチコピー。

「ヨシ！　シンタロウが気のせいなら、俺は〝勘違い〟だ！　年齢なんか勘違いで吹き飛ばすよ！　ギャハハ！」

　まだ若い！　それもビンビンに！

　多くの選手の尊敬を集める競輪愛無尽の大ベテランは〝漢・ミヤクラ〟として慕われている。６０歳からの競輪でも激熱を極め、ファンの胸を叩き続ける。