四日市競輪ナイターFⅠ「スポーツニッポン杯」が21日に開幕。追加で当地に初参戦する佐々木真也(32=神奈川)は、ようやく所縁の地で走れることになり、笑顔で検車場入りした。
「ずっとここを走りたいと思っていたので、追加をもらえてうれしいです」
神奈川県出身で神奈川籍の佐々木だが、実は「選手になる前は四日市競輪場の投票所で、日本トーターの社員として働いていました。ここで働きながら『選手ってカッコいいな』って憧れて、自分もやりたいなって選手を目指したので。ここをプロとして走れるのはうれしいですし楽しみです」と思い出の場所での出走がようやく叶い、感慨深げに語った。
しかし自身の「競輪」についての話題になると、とたんに表情を引き締めた。佐々木の出走表を見ると、自力の決まり手はゼロ。「もし先頭を任された時は何かできるように、と準備だけは常にしているけど、これからは基本的に追い込みとして戦っていくつもり。今後は追い込みとしての精度を上げていきたい」と偉大な父(龍也氏)や、GⅠ戦線で戦う兄(龍)のように、マーカーとしての道のりを歩み始めた。
だが、前回のGⅠ寬仁親王牌では準決勝で深谷知広の番手を回るも、木村皆斗にさばかれる痛恨の失態を演じ、また最終日には寺崎浩平の番手でS班・南修二に胸を借りるも競り負けて「全部のレースで課題があった」と悔しすぎる結果に終わり、追い込みとしての技量不足をひしひしと痛感したという。
前回の悔しさを早く晴らしたかった中での追加は渡りに船。12Rの初日特選は「(神奈川の)先輩たちが任せてくれたので同期の(渡辺)雅也へ」と南関4車ラインの番手を務めることになった。まずはここで追い込み屋として的確なさばきを見せて、〝凱旋レース〟を白星で飾りたいところだ。