今年から新設されたガールズGⅠ「パールカップ」(6月岸和田)で優勝し、7月16日の函館FⅡガールズケイリンフェスティバル2日目にガールズ4人目となる通算500勝を8年2か月15日の最速で達成した児玉碧衣(28=福岡)の「GⅠ優勝・500勝記念祝賀会」が8日、福岡県久留米市内のホテルで開かれ、選手、関係者ら170人が偉業を祝福した。
ステージに上がった児玉は「デビュー戦の最終日に賞金を直接受け取った時にすごい大きな額で興奮した。そこからお金の虜になって、ガールズグランプリで2018年から3年連続で優勝してたくさんお金を稼ぎました」とあいさつ。
去年の平塚グランプリで落車し初めて骨折(左鎖骨骨折)した話になると涙があふれた。「苦しい思いをしてなかなか成績が出せなくて悔しい思いをした。1月の久留米で復帰して3日間1着が取れずに終わったが、走れる喜び、勝ちたいという思いの初心に返れた」。
パールカップで優勝した際には「応援していただいたお客さんが自分のことのように喜んでくれる姿を見て、嫌いな道を頑張ってきてよかったな」と感慨深げに話し、続けて「競輪界に飛び込んだのは家族の勧めがあったから。すごく感謝しています」と改めて両親に思いを伝えていた。