熊本競輪F1「松本秀人杯争奪戦」in久留米は24日、開幕する。休催中の熊本競輪場に代わって隣の福岡県・久留米競輪場を借りて開催される伝統の一戦に、全国から一流レーサーが集結して熱戦を繰り広げる。

 熊本競輪、伝統の一戦「松本秀人杯」に、またおい(兄の孫)の秀之介(23=熊本)、秀之慎(21=熊本)の松本兄弟が初参戦する。しかも、単発レースを除いた兄弟同時開催は初めてだ。

 秀之介は小倉競輪祭、別府記念、佐世保記念とグレード戦続きのハードスケジュールを消化し、もうひと踏ん張り。「状態は悪くない。久留米はいつも練習しているところ。最後にいい形でしめくくりたい」と兄の威厳を示すつもりだ。まず初戦の11Rが自慢の機動力で好発進を切りたい。

 一方、秀之慎は前回の川崎でA級1・2班戦初優勝を3連勝のパーフェクトで決めた。「(状態は)良くなかったけど力が抜けて楽に走れたかな」と悲願達成を振り返った。直前は兄と一緒に街道で乗り込んできた。「悪くないと思うので力を出し切りたい」。予選4R、機動力全開で連勝を「4」に伸ばす。