大宮競輪GⅢ「東日本発祥75周年 倉茂記念杯」は8日、最終日を迎える。12R決勝は地元の埼玉勢が5車結束。その先陣を切る太田龍希(23)番手を回るのは宿口陽一(39)。3番手には10回目の大宮記念制覇を習う平原康多(41)もおり、重責を担う番手戦となる。

 7日の準決勝で地元勢5人が勝ち上がりに成功。太田の番手は宿口が務めることになった。宿口が平原の前を回るのは2022年の寬仁親王牌の初日以来だ。「去年ずっと平原さんの後ろを回ったけど、今回は『前で頑張らせてください』と気持ちを伝えました。任せてもらった以上は責任持って」

 平原は「自分も太田君の番手を主張した。『競りか?』って宿口には言ったけど(笑い)。いろいろ考えて、周りの意見も聞いて今回は後ろになりました」。地元作戦の行方は果たして!?