大宮競輪GⅢ「東日本発祥77周年 倉茂記念杯」が15日、開幕した。一次予選3Rで気迫の仕掛けを披露した寺沼拓摩(26=東京)には思うところがある。
昨年末の四日市で森田優弥の番手回りから待望のS級初Vを達成。ただこのレースで、うれしさ以上に感じることがあったという。
「今度は自力で優勝できるように、とすごく思いました。自分は自力としてはまだまだだと感じたし、自力でやっていかないと脚もどんどん落ちていくのかなって…」
これまでは自力戦を基本に番手回りもソツなくこなす器用さをウリにしていたが、思いを体現するように新年一発目となった前回の地元京王閣では、予選で関東の若手機動型(川上隆義)を用意されるも「自分で動きたい」と自力にこだわり、カマシ先行で快勝した。
準決、最終日は連にこそ絡めなかったものの、いずれもバックを取る果敢な攻めで〝積極型への回帰〟を印象付けた。コメントも「自力自在」が多かったのが「自力」に変わった。
一予3Rはカマして3着で「脚に刺激が入った」とレース後は納得の表情を浮かべていた。今年はここまで4走してバック4本の〝ニュー寺沼〟がS班・寺崎浩平に真っ向勝負を挑む!