静岡競輪GⅢ「令和6年能登半島地震復興支援競輪 開設71周年記念 たちあおい賞争奪戦」は2日、2日目が行われ、7R二次予選に出場した寺崎浩平(30=福井)が1着で準決勝進出を決めた。

「前受け以外で後ろから」という作戦で臨んだものの、最終ホームでは8番手となり「立ち遅れた」。それでも1センターから発進すると、鮮やかにライバルたちを撃破。中井太祐を連れ込み、ラインでワンツーを決めた。

「最終バック過ぎからかかり出した」と話す一方で「長めのまくりにいって、ちょっと出足が浮ついた感じもあった」と内容には納得していない様子。「風を切っていないから手応えはない」と後手に回ったレースに反省も見せた。

 年末から長い距離を行く練習を積み「航続距離が延びてきた」。実際に1月の和歌山記念では4日連続でバックを取り、一度も確定板を外さなかった。その後に食中毒で寝込むアクシデントに見舞われたが、今大会ではマイナス要素になっていない。

 3日の10R準決勝は番手に大石崇晴を連れて臨む。「乗り方が定まっていないし、体の入れ方なども修正できたら」。課題を一つひとつ潰し、ファイナルを目指す。