佐世保競輪ナイターF1「能登半島支援 CTC杯」は28日に初日を迎える。

 佐世保をホームバンクとする荒井崇博(45=長崎)にとっては負けられないシリーズだ。九州地区を支配する荒井は昨年2月に長崎支部に移籍後、当地は開設記念を含め3場所を走ってすべて優勝と無類の強さを誇っている。記者から好相性を指摘されると「気のせいだよ」とさらっと答えたが、その表情はまんざらでもなさそうだった。

 特選12Rの九州は伊藤颯馬(24=沖縄)と山田英明(40=佐賀)の3人。荒井は普段、山田と同乗する際は前を任せているが、今回は荒井が伊藤の番手となった。「本来なら(自分が3番手)。でもここだけは回してくれと言おうとしたら、ヒデが『そのつもりで来ました』と言ってきてくれた」と経緯を説明した。

 山田も「荒井さんの地元ですから。3番手もなかなか機会がないし勉強です」と山田も心得たものだった。

 荒井を軸に九州が一枚岩となって別線を迎え撃つ。