立川競輪S級シリーズが8日に開幕する。予選8Rでは復調を期す橋本優己(24=岐阜)が豪快な一撃を放ちそうな雰囲気だ。
約半年ぶりのビッグレース参戦となった先月のウィナーズカップは4走して全て着外。F1戦でも決勝進出を度々逃すなど、能力を考えれば物足りない成績が続いている。しかしこれにはハッキリとした原因があった。
「練習方法やセッティングなどいろいろ試していたんです。もっと良くなるように、ってやっていたんですけど、なかなかかみ合わなくて…」と苦笑いを浮かべながら自己分析した。
試行錯誤を続けること一年。ついに「セッティングを良かったころのモノに戻しました!」と決断し、今シリーズから新たな一歩を踏み出すことにした。
「あとは結果を出せるかどうか。(結果が出れば)自信にもなると思うし、次につながるので」
今シリーズで復調のキッカケをつかみ、4月30日から始まる最高峰のG1・日本選手権(いわき平)へと弾みを付ける。