高知競輪のFⅡ「2024年度全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪」は26日、12Rで「スーパープロピストレーサー賞」が行われ、清水裕友(29=山口)が犬伏湧也(28=徳島)の先行に乗ってV。〝取りにいった〟寺崎浩平(30=福井)は悔しい3着となった。

 脇本雄太(35=福井)から『先行だけではなく、そろそろ勝ちにこだわるレースをしていってほしい』との思いを伝えられて臨んだ一戦。「深谷(知広)さんの前受けは考えていなかった」と初手の隊列は想定外だったが、後ろ攻めから一度切り、犬伏ラインを受けて中団を確保。3コーナーから満を持して仕掛けるも、犬伏の番手で車間を切っていた清水までは届かず、内から荒井崇博(46=長崎)にもかわされしまった。

「ちょっと中途半端でした…。脚の感触的には出して4番手からでもイケるかなって思ったけど…。脇本さんを付けてする競走ではなかったし、内容が…。もっと内容も重視していかないと」とうなだれたが、このレースの経験と悔しさは必ず今後の糧になることだろう。「高松宮記念杯に向けて、もう少し練習します」。来月の地元地区GⅠでこの悔しさを爆発させるつもりだ。