日本競輪選手養成所(所長・瀧澤正光)は14日、127回選手候補生の市田龍生都(いちだ・りゅうと、22=福井)を早期卒業候補者として選定したと発表した。

 市田は第1回記録会でスピード、持久力ともに優れている候補生に与えられるゴールデンキャップを獲得。さらに、1000メートルTTで早期卒業規定の基準タイム(1分05秒99以内)をクリアする1分05秒54を記録したことが今回の選定につながった。今後、養成所が実施する所定の試験や競輪選手資格検定に合格すれば、通常より半年早い2025年1月にデビューとなる。

 市田の父はGⅠ寛仁親王牌(2010年)を制するなど一時代を築いた名選手・佳寿浩氏(76期・引退)。大学(中大)時代はナショナルチームにも所属し、インカレでは2022年にチームスプリント、ケイリン、1キロTTの三冠達成、2023年全日本選手権トラック(エリート)1キロTT優勝など、輝かしい実績を引っさげ今年5月、日本競輪選手養成所に入所した。