いわき平競輪FⅠナイター「東京スポーツ杯・いわき健康センターカップ」が4日、開幕する。注目は地元の大物で今回は追加参戦の新田祐大(39=福島)だ。昨年後期の4失格が響いて今期は18年ぶりの2班で予選スタートを余儀なくされているものの「FⅠ戦での追加は記憶にないが、2班だから来れた」と前向きにとらえている。

 もともとは15日開幕の岸和田が次走の予定だった。今回の追加を受けたのは1日。前走の京王閣GIIIで「体のバランスが良くなかったのが成績(1着、7着、7着)に出た」ことを痛感して課題に取り組んできたグランドスラマーにとって一日も早い実戦は〝渡りに船〟で、どんな成果が出るのか自分でも「楽しみ」にしているという。

 昨年の失格過多で今年はGⅠ戦線からも遠ざかっている。5月の全プロ競技大会(青森)で1キロTTを制して10月の寛仁親王牌(前橋)への出場を決めているが、11月の競輪祭(小倉)を手繰り寄せるためにも歩みは止められない。

 7月に12年ぶりで臨んだ地元FⅠ戦ではピンピンの決勝2着だった。予選メインの11Rから始まる今開催では〝その上〟を行く。