松戸競輪の大阪・関西万博協賛GⅢ「開設74周年記念 燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯」は2日目を開催し、二予8Rでは根田空史(36=千葉)が力強いカマシを決めて、無事に準決までコマを進めた。
「もう何年も地元記念の決勝に乗れていない。今回こそ勝ち上がって、決勝で深谷君にお世話になろうかな(笑い)」
36歳と自力型の中ではベテランの域に入ってきた地元の大砲は、前検日に笑顔でそう語った。
衰えるどころか、破壊力は今がピークといってもいいほど近況は充実しており、今シリーズも逃げ切り連発で準決進出。優出した前回の福井記念のデキを維持している上に「新フレームを高松宮記念杯で使ったら柔らかく感じたので、硬めのクランクに今回替えてみたんです。そうしたらバランスが良くなって、スピードも上がるし長い距離もいけるようになった」と新たな武器を手にして鬼に金棒状態だ。
「今回の感じなら出切ってしまえばいい勝負ができるはず。準決も自分でやりたいなぁ…」の願いが通じ、準決10Rも自力の番組が用意された。今までの南関地区内での奮闘ぶりを考えれば、決勝に進めば良い位置を回れる事は必至。まずは2017年以来7年ぶりとなる地元記念決勝の舞台に立ち、そして一気に地元記念初Vへと突き進む。