こんにちは、東スポ競輪アンバサダーの太田理恵です!
女子オールスター競輪(平塚)では、パリ五輪からの強行日程だった佐藤水菜(25=神奈川)選手が圧倒的な強さを見せました。連日タイムを測定してもガールズの中では抜けており、決勝ではホームからバックが11秒1と男子のGⅠクラスと変わらないタイムでした。万全ではないコンディションの中であの強さを見せられては、ガールズ界はしばらく佐藤選手の独壇場になりそうです。
先日は久しぶりに豊橋ミッドナイト(7~9日)の中継に出演させていただきました。中でも印象に残ったのは松沢敬輔(36=北海道)選手のタテ脚です。初日、2日目はいずれも目標の選手が6番手不発となり、3コーナーでは最後方の厳しい展開でしたが4着、3着と前団に迫っていました。
単騎だった最終日も後方から伸びて4着。連対こそありませんでしたが、好位を回れる展開になれば鋭く突き抜けるシーンがあるかもしれません。しばらく注目したい選手です!
京王閣ミッドナイト(10~12日)で気になったのは鈴木広人(40=神奈川)選手です。今期チャレンジからA級1・2班に昇班すると、1開催に一度は確定板に入っており、近況はまくりもよく決まっています。7月の伊東(22~24日)2日目はライン3番手から直線伸びて2着に入り高配当を演出しました。
大垣(28~30日)の初日は後方からのまくり追い込みで1着、立川(4~6日)でも初日と最終日に後方からのまくりで確定板に入っています。まだ準決勝での確定板はありませんが、近況の気配なら近いうちに準決勝での高配当が出そうです。
また、榎本光男(47=静岡)選手も各地で高配当を演出しています。名古屋(3~5日)の最終日にまくって1着だった時は、別線の人気薄の選手が絡み3連単は22万円台。京王閣(10~12日)の準決勝ではアクシデントもありましたが、前がもつれたところを単騎で一気にまくって6万8000円の高配当に貢献。
レース格を問わず、展開が向いた時には一発の魅力がある選手なので、ぜひ追いかけてみてください!
☆おおた・りえ 1992年6月22日東京都生まれ、東京大学大学院卒、ミス・ワールド2014日本大会審査員特別賞、同大会2015実行委員長賞受賞、同大会2020日本伝統文化賞。