小田原競輪の大阪・関西万博協賛GⅢ「開設75周年記念 北条早雲杯争奪戦」は27日、最終日を行った。12R決勝は7車結束で挑んだ地元南関勢がレースを支配し、郡司浩平(33=神奈川)が直線抜け出して優勝。GⅢは1月川崎以来21回目、当大会は連覇で5回目の優勝を手にした。
新村穣の前受けからの先行を北井佑季、松井宏佑とバトンをつなぎ、4番手の郡司が優勝を手にした。
「おいしいところだけ持っていっちゃったみたいで…」。満面の笑みとはいかず「並んだ以上、上位独占は最低条件でしたから」と続けた。賛否両論ある7車ラインでの戦いだった。
「今後もメンバーやレースによるとは思いますが、まとまりたいというのが大前提。いつも連係している仲間と別は…」
競輪選手は一人ひとりがライバルでありつつ、やはりラインの仲間は大切な仲間だ。5、6、7番手を固める選択をしてくれた選手もおり「大きな経験になりました」。これからよりつながりを深くして、強い南関ラインを成長させていく。