奈良競輪GⅢ「開設75周年記念 春日賞争覇戦」が5日に開幕する。S班4人が欠場する中、赤パン1年生の阿部拓真(35=宮城)は元気に参戦。1か月の充電期間を経て、2026年初戦に臨む。
1月はあっせんしない処置で新年の初戦は今回にお預け。「合宿などもして過ごしてました」。しかも「みんなに勇気を与えてました」と笑う。なんと「みんなにちぎれてばかりで…。これでS班になれるんだ、って。ホント、みんな強いんですよ」と実状を明かす。そんな日々を過ごし準備を整えるばかりで、ウズいて仕方なかった。
自分の位置は把握している。赤いパンツを履いて浮かれることもない。ファンに向けて「強いSSを見てもらう、ではなく、SSになって強くなっていく姿を見てほしいです」と思いを伝えた。これから自分が成長していくことが、履いている赤いパンツの意味。その道を確固たる意志を持って進むのだ。
初日特選12Rは「自分1人だったら松井(宏佑)君の後ろも考えたけど、カズミチ(菅田壱道)さんが後ろにいるとなれば、違う」と自分で前で戦うことを表明した。今の力は上位に及ばなくとも、北日本の代表としての態度は崩さない。自身が成長し、それを北日本の仲間が阿部を盛り立てる一年。間違いなく熱い一年。ファンはエールを送ってほしい。