今年2月の岐阜GⅠ「全日本選抜競輪」を制した郡司浩平(34=神奈川)の「優勝祝勝会」が8日、横浜市内のホテルで行われ、神奈川の高木隆弘支部長、川崎市経済産業局の久万竜司局長、JKAの木戸寛会長やファンら関係者約150人が集まり、祝福した。
昨年限りで4年間守り続けてきたS級S班の地位を失うも、一番乗りで年末の「KEIRINグランプリ2024」への出場と来年のS班復帰を決めた。それでも満足することなくFⅠ戦にも参戦。1月川崎と8月小田原でGⅢを制し、FⅠ戦も含めれば今年6Vと高いレベルで強さを維持している。
2017年にGⅡウィナーズカップを制した際の祝勝会では、余興でブリーフ1枚になるはっちゃけぶりだったが「置かれた立場と環境が変わった」と〝裸芸〟を封印。34歳となった若大将は、全日本選抜の賞金の一部を50万円分の図書カードとして川崎市に寄付するなど、バンク外での成長もうかがわせた。
次走は17日開幕の弥彦GⅠ寬仁親王牌。11月には平塚FⅠから小倉GⅠ競輪祭へと向かう。「これからの競輪人生で残り何走できるのか分かりませんが、感謝の気持ちを表せるレースをしたい」。年末に控えるGPに向け、立ち止まってはいられない。