松山競輪の大阪・関西万博協賛GⅢ「開設75周年記念 金亀杯争覇戦」は6日、2日目を開催した。7Rでは高橋晋也(30=福島)が力強い走りで快勝し、予選を連勝。調子を崩した時期もあったが、今節は本来の動きを取り戻している。
豪快な連勝だ。初日はジャンガマシ、2日目は打鐘4角8番手からロングまくりを決めた。「感触はすごくいいですね」と手応えも十分だ。
その二次予選は大槻寛徳(45=宮城)がSを取っての正攻法からの組み立て。「大槻さんに前を取ってもらって、取れたらそこから臨機応変に運ぶつもりだった」。仕掛けてからは逃げる中四国4車のブロックを乗り越えて、大槻とのマッチレースを制した。「高橋君の脚はすごい」と、番手の大槻も舌を巻くほどの走りだった。
「展開が向いているだけですよ」と笑ったが、上昇気配は確実に感じている。10月の防府初日に落車し肋骨を傷めた。その影響で続く名古屋FⅠを欠場。復帰戦の松阪GⅢもやや精彩を欠いていた。しかし続く前回の伊東FⅠでは決勝に駒を進めた。その時に「師匠の飯野(祐太=90期)さんと一緒で、アドバイスを聞きながら過ごせた」。ここで心身ともにリフレッシュし、新たな気持ちで今開催に臨んでいる。
準決は12Rに登場。深谷知広を筆頭にGⅠ覇者3人とそうそうたる面々が相手になるが、もちろん臆することなどない。堂々と勝負を挑み、決勝切符をつかみ取る。