佐世保競輪の大阪・関西万博協賛GⅢ「開設74周年記念・九十九島賞争奪戦」は最終日の22日、12Rで決勝戦(優勝V賞金520万円)を行い、窓場千加頼(33=京都)がうれしいGⅢ初制覇を果たした。

 2024年最後のGⅢウイナーに窓場が名を刻んだ。「素直にやっとGⅢを取ったかって感じ」。他派を動かし5番手を確保。3番手から先に動いた松浦悠士の上を、2角過ぎからまくった。「ゴール線を通過した時は隣に誰か並んできているかと思ったが、誰もいなかったので優勝したって」。

 デビューから約13年半、4日制GⅢ5回目の挑戦での悲願。「腐った時期もあったが、同期の古性(優作)さんの活躍もあって、近畿の自力選手として成長しないといけない」と鼓舞することが、今年のブレークにつながった。

 25年の戦いは始まっている。「1月からは和歌山記念が入っているし、2月の全日本選抜(豊橋)がひとつのポイントと思う。近畿総力戦で戦っていく」と京都のエースは決意表明した。