競輪選手養成所の127回(男子)市田龍生都選手候補生の早期卒業お披露目会見が23日、JKA(都内)で行われた。117期の菊池岳仁、寺崎浩平、121期の太田海也、中野慎詞に次いで5人目の早期卒業者となる。デビュー戦は1月4~6日の松戸競輪(ナイター)に決まった。

 多くのファンに愛された市田佳寿浩(引退=76期)を父に持つ龍生都は「父を超える事が目標。おのずとグランプリ優勝が選手としての目標になります」と凛々しい表情で語った。

 早期卒業については「うれしい半面、仲間との養成所の生活は楽しかったので寂しい気持ちもある。デビュー戦では、これが早期卒業での市田龍生都だと見せつけたい」と語り、「早くS級に上がり、近畿の先輩たちと連係して、一緒に決勝に勝ち上がれるよう、そして目標は逃げ切って優勝です」と瞳を輝かせた。

 瀧澤正光所長は「記録会、競走訓練においても他の候補生を圧倒するタイム及び先行まくりを披露するなど、必ずや将来の活躍を期待できる逸材です。夢と勇気を胸に刻み競輪ファンのみなさまに愛される選手になることを心より祈念しています」とコメントを寄せた。