大垣競輪FⅠ「中京スポーツ杯・競輪公式投票CTC杯・第5回水都杯争奪戦」は14日、開幕する。主役を務めるのは昨年末で5年間守り続けてきたS級S班から陥落し、再起を期す佐藤慎太郎(48=福島)だ。
復活ロードの一発目となった地元いわき平のFⅠナイター「東京スポーツ杯」では7着、2着、2着で準Vに終わった。昨年11月のGⅠ競輪祭(小倉)での落車による「頸椎棘突起骨挫傷」の影響があったことを考えれば、上々のスタートだったと言えなくもない。
初日特選7着も武藤龍生との競り合いで見せ場をつくり、準決と決勝でもゴール前勝負には持ち込んだ。しかし、求めていた結果とは違う。改めて実感したのは「FⅠ戦も甘くないねえ。けっこう、みんな強かった」ということだった。
だからこそS班復帰への思いを軽々しく口にすることはできない。スケジュール的に当面の目標は2月下旬のGⅠ全日本選抜(豊橋)になるが「目の前の一戦一戦、一日一日を大切にしないといけない」と実感を込める。
今開催の12R初日特選は和田真久留を目標に得た。ライン3番手は新山将史が固める。年末から好調をキープする3車の皿屋豊や単騎での戦いとなる山田久徳も侮れないが、まずは目の前の一戦に全集中で今年の初白星を目指す。