昼間開催となる京王閣競輪のFⅠ「大阪・関西万博協賛競輪」が27日に開幕する。10RのS級予選に登場する野田源一(46=福岡)は、今開催が大ケガからの復帰2戦目となる。

 野田は昨年8月の平塚オールスターで落車し大ケガを負った。「肋間筋の損傷や肋骨骨折、肺挫傷など…。特に肋間筋損傷がキツかったし長引きました。まだ押すと痛みがあるし完治しているとは正直いえないのかな。それでもずっと休んでいるわけにはいかないし、走れる状態にはあると思ったので、前回(1月静岡)から復帰しました」

 その復帰戦では、最終日に十八番のまくりを決めて白星を挙げた。「良いころと比べたらまだまだ全然です。脚力だって練習しないと戻らないし、前回からの上積みはそれほどないかもしれない。ただレース勘は走るたびに良くなるはず。復帰戦よりは今回の方が動けるのかなって思います。一走一走しっかり感触をつかみながら大事に走って、徐々に感覚と脚を戻していければ」と見通しを語った。