高松競輪の大阪・関西万博協賛GⅢ「開設74周年記念 玉藻杯争覇戦」が30日、開幕する。高松競輪場は今夏前から再整備工事に入るため、現行施設での記念開催は今回が最後。S班は郡司浩平、新山響平(31=青森)の2人が参戦だ。

 S班二枚看板の一人・新山は逆襲を誓って当地入り。年明け初戦だった前回の和歌山記念は5着、6着、2着、8着と不本意な結果に終わり「練習不足、脚力不足を感じた」。ただ、それが着火剤となったようで「今回は追い込んで練習してきたし和歌山よりはいいと思う」。

 輪界最上位9人に名を連ねながら積極策を貫く中で「突っ張りへの対策をされることも増えてきたので、その対策への対策を」と相手の上手を狙って試行錯誤も続く。初日特選は1番車。2車でも突っ張るのか変化技も用意か、必見だ。