豊橋競輪FⅠ「ヤマサちくわ杯」が21日、開幕する。12R初日特選で東地区1人の伏見俊昭(49=福島)はメンバーを見ることなく「いいレースをしているのは分かっているので」と、九州単騎の林大悟(29=福岡)の番手を主張した。

「以前に競輪祭(2020年)の補充待機を(小倉で)している時に、林君に行きつけのマッサージを紹介してもらったんです。それが彼との馴れ初め(笑い)。初日は一緒に走れそうだなと思っていました」。

 メンバーは事前にしっかり確認済み。行き当たりばったりの即席ではないという〝口実〟まで入念に用意していた。

 来年は50代の大台に突入する大ベテランだが、自力兼備のタテ脚はまだまだ健在。前回の大宮も長い直線を連日、気持ち良く伸び切っていた。

「目標がしっかりしていると頑張れますね。花粉症がかなりキツいけど、状態はいいですよ。前回は自分でも伸びていた方だと思います」。

 検車場のテレビでは同時開催のGⅡウィナーズカップ(伊東)のライブ映像が流れていた。それを横目に見やると「結果出したいですよね。ウラ(裏開催)なので」とつぶやき、一時代を築いたプライドをのぞかせた。実績だけならここでは抜けた存在。あっさり突き抜けても、誰も驚かない。