伊東競輪の大阪・関西万博協賛GⅡ「第9回ウィナーズカップ」(優勝賞金2890万円・副賞含む)は23日に最終日を開催する。決勝12Rの南関勢は郡司浩平を先頭にまとまっていく。

 地元からただ1人出場の〝静岡の絶対的エース〟深谷知広(35=静岡)が無事に優出成功。なんとか牙城を守ったが、準決後は笑顔を見せることもなく「苦しかったし内容も良いくなかった。反省しかない」と悔しさを露わに…。

 そして「決勝は最低限。(地元ファンの大声援に)3日間応えられていないので。反省しかないです」と声を振り絞った。

 3日間、納得の走りができていないならば、決勝の舞台で悔しさを爆発させるしかない。決勝は郡司の番手回りで「持ち場を全うしたい」と静かに闘志を燃やす。

 郡司と深谷が開催中に前後を入れ替えるのは初めてのこと。それだけ郡司がヤル気になっているのだろう。これまで多くの仲間に貢献してきた深谷知広――。今度は仲間の思いに乗って結果を出し、そして地元ファンの大歓声に最高の笑顔で応える。