伊東競輪の大阪・関西万博協賛GⅡ「第9回ウィナーズカップ」が20日に開幕した。オープニングレースは菅田壱道(38=宮城)のまくりをゴール前で差した守沢太志(39=秋田)が勝利。これが通算300勝目となった。
「恥ずかしいから、できれば目立たないところで決めたい(笑い)」と話していたが、ビッグレースの開幕戦でド派手に節目を飾った。1月の京王閣2日目に299勝目を挙げてリーチをかけるも、その後は2場所連続で落車。「2場所前の(落車の)ダメージが残っているし、いいとは言えない状態」だったが、同じく落車明けだった菅田が意地のまくりを放ったことでチャンスがおとずれた。
「余裕がなかったし差せていないと思ったけど。壱道が長い距離をいってくれたおかげ。落車明けの2人で不安しかなかったけどよかったです」とワンツー決着を喜び、300勝という数字については「ラインのおかげで積み重ねることができた」と仲間に感謝した。