前橋競輪のGⅢ「第12回施設整備等協賛競輪in前橋 桜花爛漫!まえばし春風賞」は28日、二次予選をメインに2日目を開催し準決メンバーが出揃った。11Rでは好調・橋本瑠偉(30=栃木)が初のGⅢ決勝進出に挑戦する。
この勢いはホンモノだ。豪快なカマシを決めたい一次予選に続き、二次予選6Rでは赤板先行で別線を完封し、関東を上位独占に導いた。これでオール2着の前回宇都宮FⅠから5走連続の連対になる。
2場所前の玉野記念が転機になった。「初日に9着して飛んだ後に真杉(匠)君や松浦(悠士)さん、清水(裕友)さんにセッティングを見てもらったんです。そこからずっと確定板に入れているし感じもいいんです」と超一流の指南を受けたことが、好成績に結びついているという。
もちろんそれだけではない。「今は行くべきところで思い切って仕掛けるようにしています。それでダメなら練習して脚を付けるだけなので」と意識改革にも着手。構えて不発というケースが格段に減り、安定して自慢の機動力を発揮できるようになった。
「まだGⅢの決勝に乗れたことがない」と初優出をかけて臨む準決は岡田亮太と袂を分けて「自力で」と関東別線を選択。「踏み切れているし状態は悪くない。力を出し切って、何とか今回決められれば…」。充実の援軍を背に攻めの走りに徹し、初のGⅢ決勝の舞台に上がる。