福岡県北九州市の小倉競輪場で開催しているF1「九州スポーツ杯×HPCJC」2日目の30日、バンク内にて日本競輪選手会福岡支部北九州事務所の新人選手特別紹介並びに3月玉野で行われた125期のルーキーチャンピオンレースを制した阿部英斗(20=福岡)の優勝報告会が行われた。
 
 選手会福岡支部北九州事務所からは、127期在所1位の尾野翔一(おの・しょういち、25)と、128期(ガールズ14期)在所13位の北津留千羽(きたつる・ちはね、19)が5月からプロレーサーの仲間入りを果たす。北津留は小倉のスター選手である父・翼の背中を追って、競輪界に飛び込んできた。初のイベントに「緊張しました~」という千羽は「どんなことがあっても粘り強く、最後まで全力で戦います。強い選手になれるように努力します」と抱負を語ると、詰めかけたファンからは大きな拍手が送られた。

 尾野はナショナルチーム参加のため欠席となったが「九州を代表する先行選手になれるように頑張ります。応援よろしくお願いします」とメッセージを寄せた。ともにデビュー戦は5月2~4日の熊本FⅡルーキーシリーズとなっている。

 その後、行われたルーキーチャンピオン優勝報告会では阿部が「同期で何事も1位になれなかったので、最後で1位になれてうれしい」とレースを振り返り「ヤンググランプリを目指して頑張りたい」と今後の目標を掲げた。