豊橋競輪ナイターFⅡ「中京スポーツ杯」が1日、開幕した。オープニングレースのチャレンジ1Rで市野茂(59=愛知)が直線強襲の1着。3連単は52万6620円の超特大配当となった。

 レースでは前を託した兵庫勢が奮闘し、本線の九州ラインを苦しめた。「2人の頑張りのおかげです。詰まったので踏ませてもらったら、思いのほか伸びました」。興奮冷めやらぬ様子で、レースを振り返った。

 半年に一度、30人が代謝となり選手引退になる状況で、市野はその危機の真っただ中にある。

「ローソクの火は消えかかっていたけど、これでちょっとまたつきました。めちゃめちゃ大きい1着です」

 苦しい状況にあっても「あきらめてないですから」と練習に打ち込み「やれることはやってきた」と臨んできたシリーズだった。春を迎える豊橋のバンクで、ベテランがもう一度、咲こうとしている。