大宮競輪のFⅠシリーズが17日に開幕する。予選6Rの地元同期コンビは、意外にも⁉ 安彦統賀(26=埼玉)―加藤将武(23=埼玉)の並びになった。
年下の加藤はメンバー表を見て「ちょっと安彦先輩に相談してみます」と言ってコメントを一旦保留。その後、「後ろに付かせてもらうことになりました」と番手回りを表明した。
「もちろん自分で動きたい気持ちはあったけど、安彦さんも同じタイプで自力を出したい感じだったので…。以前、僕が前を回らせてもらった時はカマし切れずダメだった。今度は逆の方が、ラインとして機能するのかなって。こういう機会も今後増えるかもしれないので、番手の勉強をさせてもらいます」
一方の安彦は、先月の前橋GⅢで番手適性の高さを示していたが「最近、人の後ろの番組が増えていたけど、自分はあくまでも自力選手なので」と〝簡単に番手は回らない〟ことをアピールしたい思いがあって、前回りを希望したようだ。
加藤は器用さを備えており、番手回りはむしろプラスに働きそう。お互いが自分の役割を全うすれば、地元ワンツーが叶うはずだ。