玉野競輪F1「西日本Cシン・ガッツ玉ちゃん杯」は18日に開幕し、初日予選10Rでは北津留翼が打鐘から果敢に逃げて2着に粘った。かわした中村圭志が1着、新納大輝が3着に流れ込み、九州ラインで上位を独占した。
前回武雄記念の一次予選では、まさかのまくり不発に終わり、「どうした? 北津留」と心配されたが、2日目からは1着、2着、2着と立て直した。
その初日の不調には、思わぬ原因があった。
「(今年からリニューアルされた)ユニホームとプロテクターの相性が悪かったんです。2日目から調整したら良くなりました」と振り返る。
さらに詳しく聞くと「(新ユニフォームの)生地が硬くて、風が剥離してプロテクターの出っ張っている部分に風が当たって、後ろに(体が)引っ張られている感じになる」と選手にしか理解できないような、繊細な感覚のズレが走りに影響していたという。
まだまだ改善の余地はあるようで、「気圧と湿度とかも関係してくるし、(ユニホームの)生地に詳しくなればいいんだけど…。これからさらに対策を練っていきたい」と前向きだ。
2日目の準決10Rは、初日特選を制した藤井侑吾との力勝負が注目を集める。月末には名古屋GⅠ日本選手権競輪も控えており、細部から戦う準備を整えていく。