競輪界のトップに君臨する古性優作(34=大阪)が京セラドームのマウンドに立った。11日のオリックス―DeNA戦は協賛試合「岸和田けいりんナイター」として行われ、GⅠ「第76回高松宮記念杯競輪」(6月17~22日)、ガールズケイリンGⅠ「第3回パールカップ」(6月17~19日)のPRで古性が始球式に登場。打者・桑原に対して外角にノーバウンドで投げ込み、大きな拍手を浴びた。
「投げた瞬間は絶対ワンバンしたと思った。甲子園の時は緊張したけど、今回は審判さんが競輪ファンということで話し掛けてくれたので、かなり緊張感が和らいだ」と胸をなで下ろした。2023年6月に甲子園で始球式を務めたが、この日は待機中に松本球審と話し込んだことでリラックスできたという。
2度のグランプリ制覇、8度のGⅠ優勝、昨年の賞金王と競輪界のトップに君臨。「普段は自転車の練習ばかりでなかなか他のスポーツを見る機会があまりないので、今日は楽しみたい。音楽も流れているし、なんかいいですね。競輪場よりパーティー感がありますね」と笑顔を見せたが、6日後に迫った高松宮記念杯に向け「しっかり集中して本業に生かせるように頑張りたい」と力を込めた。