川崎競輪ナイターFⅠ「ニッカン・コム杯」は4日、2日目を行った。ガールズケイリンでは地元の大浦彩瑛(29=神奈川)が連勝で決勝に勝ち上がった。
2日目のガールズ予選2・7Rは「後ろに当銘直美さんがいたので」と仕掛けのタイミングを考えるところも、豊田美香の動きに乗り「うまく抜け出せていい位置から行けた」と当銘と2人で後続をちぎる展開になった。
差せなかった当銘が「大浦さんはずっと自分の位置を把握していた」と話すように、大浦は冷静に最後まで踏み切った。7月中旬くらいからは足を痛めたこともあり「消極的になってしまっていた」と元気なところがなかったが、今回の地元戦は吹っ切っている。
初出場だった宇都宮のGⅠ女子オールスターもいい経験になり「一瞬の隙で立ち遅れる。そういうことを普段から意識していかないと」と成長の糧にしている。
川崎競輪場は11月から改修工事に入る。大浦としてはすでに10月が3本あっせんがあり、しばらく地元戦は走る機会がなさそう。最終日(5日)10R決勝も結果を残し、地元ファンに元気で強いところを見せる。
そして大きな舞台で輝き、改修工事後の川崎では、より熱い声援を受けてみせる。