福井競輪GⅡ「第41回共同通信社杯競輪」が12日、開幕する。一次予選はすべて自動番組。その2Rでは根田空史(37=千葉)が深谷知広の番手を回る。
「欠場で番組が変わる前は松井宏佑の後ろだったりもしたんですよね」
根田といえば南関の機関車として、ラインに貢献する走りを先頭で繰り広げてきたことで知られている。ずっと頑張ってきて、「根田に恵まれてほしい」という声も多い中、深谷の番手という好位置が巡ってきた。
「なんとかモノにできるように。ダッシュがすごいんで。でもダッシュは水沢(秀哉)に鍛えられているんで」
弟弟子との練習の成果を発揮するとともに、今回はなんと「平原(康多)さんのフレームで走ります」と期待の相棒を準備してきた。引退した平原氏とは背格好も近く、加えて平原氏は何台も制作しており「何でも言ってくれればどんな寸法でもあるよ、って」と根田の要望に応えてくれたという。
福井ではかつて「蜂に刺されたことがある」といった不運もあったが、今回はすでに流れが来ているとしか言いようがない。