平塚競輪場で12月30日に行われるGP「KEIRINグランプリ2025」の近畿の並びが決まった。28日に競輪場入りした古性優作(34=大阪)は「僕も南(修二)さんも何の不満もなく」と話し、むしろ「本当に幸せなこと」と強調した。

 脇本雄太(36=福井)が10月前橋のアクシデントでケガを負った影響で、19日の共同会見、前夜祭で近畿の4人は並びのコメントを出せなかった。

「グランプリの並びは一年間のストーリーがあって決まると思っている。脇本さんも僕もずっと共有してた思いがあって…」

 近畿の両エースとして戦ってきて「1人でも多くグランプリへ」と思ってきた。「共有していた」――。それが今年は4人という形で結実し「脇本さんと寺崎(浩平)がいなければ、僕も南さんも乗れていなかったと思う」とつながりの深さを口にした。

 グランプリについて「年々、素晴らしい大会と感じるようになっている」と緊張感を漂わせ、「人生でグランプリを4人で力を合わせて戦えるって、そんなにないこと。素の並びが実現しているので、本当に幸せ」。

 寺崎―脇本―古性―南の布陣で、30日の決戦に挑む。