今年最初のGⅠ「第41回全日本選抜競輪」が20日、熊本競輪場で幕を開けた。佐藤慎太郎(49=福島)は特選10Rで3着を確保し、早々に準決進出を決めた。
丁寧な読みがカンチャンに収まった。初日特選10Rは選択肢が多い構成で、選んだのは「決めず」。読みが問われる中で「先手ラインに乗って、がセオリー」と先行した太田海也―荒井崇博の3番手を確保。冷静な中割りで3着に入りスタールビー賞の権利を獲得すると「今の自分にはすごく大きいよ」と準決進出も決めた重みをしこたま噛みしめた。
ラインがない中で、どう3着までに入って車券に貢献するか。49歳のベテランの戦いに、多くのファンがシビれた。状態面も上向きで「まくりに乗って突っ込んで、とかじゃない形からの踏み込みでの伸び。競輪が分かる人にはあの形で伸びているというポイントが分かると思いますよ」とニヤリ笑った。
初日には同期の江浦憲誠(引退)の姿がスタンドに見え「応援してくれていたし、3着までに」と燃えた。引退した同世代の選手も多い中で「まだまだ現役でいないとね」と闘志は衰えない。そんなシンタロウに多くのファンが声援を送っている。500勝達成にリーチの状態。ファンのために、郡司浩平の後位からしこたま踏み抜く。