熊本競輪GⅠ「第41回全日本選抜競輪」は21日、2日目を開催。二次予選では地元の松岡辰泰(29=熊本)が3着で準決切符を獲得した。
アサヒと一緒に…。二次予選10Rは大好きな伊藤旭とともに勝ち上がれそうな展開になった。だが、伊藤が伸び切れない格好となり「内を」と進路を選び、3着に食い込んだ。レース後は「ありがとう」と伊藤の奮闘に感謝しつつ、準決へと思いを巡らせていた。
「ポジションをいじって軽くなったし初日より断然、良かった」
GⅠ戦線にも定着してきて、いよいよ頭角を現してきた笑顔の悪魔。常にニコニコしているものでも、レースになればやることは正反対。闘魂が顔の皮膚の一枚内側ににじむ。
準決10Rは北津留翼(40=福岡)、山田庸平(38=佐賀)と松岡の九州3人の組み合わせになった。
「北津留(翼)さんと(山田)庸平さんには前を志願しました。肥後の気持ち、見せるだけです」
一瞬、目つきが変わった。思いを伝えると「北津留さんは『先頭か3番手』って言い出したんですけど、庸平さんが説得してくれました」。まさか北津留に先頭を任せるわけには…。
地元熊本のGⅠで自分に求められていることは分かっている。日体大卒のエリートレーサーは根性の塊。エッサッサ、エッサッサ…。風を切る音が、聞こえる。