西武園競輪ナイターFⅡ「東京スポーツ杯」が10日に開幕。ガールズケイリンのシリーズリーダー・荒牧聖未(33=栃木)は、危なげない走りで7Rの予選1を快勝した。
8月武雄から4場所連続完全V。破竹の12連勝と最高の勢いで前回はGⅠオールガールズクラシック(松戸)に臨み、初日は小林優香らを差し置いて人気の中心に推された。しかし、一番大切にしている「力を出し切る」ことができず、無念の予選敗退。「調子が良かっただけに…」と悔しい結果になった。
ただ「もう同じ失敗をしないように」としっかり気持ちを切り替え、今は次の大目標である11月のGⅠ競輪祭女子王座戦(小倉)に向けて「目の前の一戦一戦を大切に走っています」と気持ちを込めてレースに参加している。
初日は最終ホーム過ぎまで内に詰まっていたが「必ず外を踏めるチャンスが来ると思ったので、その一瞬を逃さないように集中していました」と冷静に対応。1角手前でコースが空くと、外に進路を取って力強いまくりを放ち、後続をぶっちぎった。
「調子はいいので、2日目もしっかり力を出し切ります!」。力強く語った表情は自信が満ちあふれていた。