4月29日の久留米GⅢ「大阪・関西万博協賛競輪」3日目に通算47人目(男子では44人目)となる通算500勝を達成した中川誠一郎(44=熊本)の「通算500勝記念祝賀会」が29日、熊本市内のホテルで開かれ、ファン、関係者ら270人が偉業を祝福した。
大西一史熊本市長は「7年前の熊本地震で被災し競輪場復活は難しいと思っていた。中川選手には市民の皆さんの生活再建を含めて多額の寄付をいただいた。多くの皆さんのおかげで何とか復興できるようになった。復活した熊本競輪場で中川選手の勇姿が見たい」と祝辞を述べた。
中川は「500勝目は緒方将樹君の見事なカマシ不発に乗って差し切らせてもらいました。500勝を無事に達成できた」とあいさつ。続けて「力も落ちているし、1勝が遠くなってきているが(ゲストのみなさんと)1勝したら祝杯を挙げていきたい」と大好きなお酒のジョークをまじえながら、来年6月をメドに再開される新生・熊本競輪場でも輝くことを誓った。