大垣競輪GⅢ「第9回施設整備等協賛競輪in大垣」が17日、2日目を開催した。地元勢では松岡篤哉(41=岐阜)が連勝での準決進出。気配も絶好だ。

 地元勢で準決一番乗りを決めた。二次予選6Rは最終ホーム手前から踏み込み、合わせるように2角で仕掛けた片岡迪之、さらに逃げる山田雄大の番手から出た池田勇人と、ほぼ4車並走の大外を一気に乗り越えた。「踏んでからは、行けるな、という感じだった」と感触も上々だ。

 連勝での勝ち上がりで地元ファンの期待にも応えた。これで今期はすでに18勝目と、勝ち星を量産している。今年は初勝利まで4か月を要し、前期は5勝にとどまったことを考えれば、一変といってもいい。

「7月くらいからバンクにはあまり行かず、練習を街道でのもがき中心に変えた。それが合っているのかも」。これがピタリとはまって8月玉野では完全Vも果たすなど、一気に成績を押し上げた。

「2走して地元の緊張はあるけど、2日目の方が良かったし軽かった」と状態面も上向き。緊張の理由を「変なレースができないという気持ちはありますね」と話すが、その分、地元の声援を背に受ける強みもある。

 準決も緊張感を力に変え、決勝シートをつかみ取る。