静岡競輪場で２月１～４日の日程で開催される「令和６年能登半島地震復興支援競輪　開設７１周年記念」（Ｇ３・たちあおい賞争奪戦）のＰＲのため、関係者が２９日、東京・江東区の東京スポーツ新聞社を訪れた。

　深谷知広（３４＝静岡）、佐藤慎太郎（４７＝福島）、清水裕友（２９＝山口）のＳ班３人に郡司浩平（３３＝神奈川）、松井宏佑（３１＝神奈川）、諸橋愛（４６＝新潟）浅井康太（３９＝三重）、寺崎浩平（３０＝福井）ら各地区の強豪が参戦。渡辺雄太（２９＝静岡）、岡村潤（４２＝静岡）、渡辺雅也（２２＝静岡）ら地元勢も気合が入っている。

　年末にグランプリ開催を控える静岡競輪場は、今節終了後に走路、選手宿舎の改修工事に入る。静岡市財政局財政部公営競技事務所の三浦章由所長は「本場開催は８か月ほどできなくなります。その前に多くのお客さまにお越しいただきたい」と来場を呼び掛けた。

　ＣＳ放送で解説を務める元選手の伊藤勝也氏は「深谷が静岡に移籍したことで、静岡勢はもちろん南関全体の士気が変わった。特に番手を回る選手の役割が濃くなったと感じます」と南関地区の盛り上がりを実感。「これまで先頭で頑張ってきた深谷を今回は南関の選手みんなで盛り立てる開催になりそうです。郡司や松井と一緒になった時の南関の並びに注目です」と、熱を帯びた口調で見どころを語った。

　ユーチューブチャンネルＭＣの競輪予想漫談師・店長は「力を付けている小林泰正（２９＝群馬）は優勝争いに絡んで来るんじゃないかと期待しています」と穴党ならではの見解を紹介。勝利者インタビューを担当する半田いまりは「深谷選手以外の静岡勢にも注目してください。渡辺雄太選手や簗田一輝選手はもちろん、仁藤（秀）選手、長田（龍拳）選手、渡辺雅也選手の同期３人の走りも楽しみです」と、地元の若手にエールを送った。

　イベントは３日に小島よしお、４日に鬼越トマホークのお笑いステージを行うほか、地域密着型イベント「ダンスコンテスト２０２３」（３、４日）などを開催。トークショーは１日に昨年のグランプリを制した松浦悠士（３３＝広島）、２日にガールズケイリンの坂口楓華（２６＝愛知）、３日には地元の久米詩（２４＝静岡）が登場予定だ。売り上げ目標は５８億円。