立川競輪S級シリーズが8日に開幕し、7RのS級予選では高久保雄介(37=京都)が自慢のパワーを見せつけた。
1月末の名古屋、2月の豊橋と2場所連続で落車した高久保が復帰4場所目にしてようやく本来の力強さを取り戻した。この日は3番手をキープしたものの「前が流していたので」と鐘4角で果敢に叩く積極策。笠松信幸(44=愛知)にかわされたものの、好内容で予選をクリアした。
「復帰戦の四日市は〝こりゃヤバイ〟って焦るくらい全然ダメだったし心と体がマッチしていなかった。でも前回の武雄(G3)あたりからだいぶマシになってきて、今日は駆けている感じも悪くなかったです。だいぶ戻ってきたし自信になりました。ひと安心です」と目じりを下げた。
脚力と自信を取り戻した今の高久保なら、好メンバーが揃う準決でも好勝負は必至だろう。