高知競輪の大阪・関西万博協賛GⅢ「開設74周年記念 よさこい賞争覇戦」最終日の14日、6Rで「第6回ガールズフレッシュクイーン」が行われ、畠山ひすい(21=北海道)が優勝した。

 122期の卒記クイーンが勝負強さを見せつけた。勝利の背景には前回の失敗があった。

「本当は2角でカマしたかったけど、被ってしまった」と思い描いていた展開にはならなかったが「いつもフタをされたら6、7番手まで引いていたけど、前回はそれで失敗していたので。今回は包まれても下げずに勝負しようと決めていました」と冷静に対処。結果的に番手に潜り込むチャンスが生まれ、最後は空いたコースを一気差し。普段、先行で長い距離をモガいている分「脚がたまっていたし余裕があった。今日みたいな展開にも対応できてレパートリーが増えたのは収穫だと思う」と笑顔で振り返った。

 優勝はもちろんうれしいが「本当は自力を出したかったし内容には満足していない」と先行職人のプライドものぞかせた。「これからはGⅠで戦える選手になりたい。もちろん先行基本の走りで!」と第6代フレッシュクイーンは目を輝かせた。