令和6年能登半島地震復興支援競輪として開催される大宮競輪FⅠは15日、開幕する。競走得点最上位の和田真久留(33=神奈川)をリーダーに各地の精鋭が覇を競う。激戦必至のV争いも気になるが、S級予選6Rでは番組マンの計らい? で佐々木姓が3人が同乗した。

 佐々木吉徳(36=秋田)は番組表を見るなり「気まずいなあ…」と言葉に詰まった。同じ北日本の佐々木堅次(29=福島)と佐々木雄一(44=福島)も名を連ねていたからだ。北日本で〝佐々木ライン〟を組むのも選択肢にはあったかもしれないが、戦い方は「単騎」を選択。「学生時代は同じクラスに佐々木が5人いたこともありましたけど競輪では初めて」と目を白黒させるばかりだった。

 福島同士で雄一の前を走る堅次も「実況の人も、どう呼んだらいいか困るでしょうね」と、心配していた。

 北日本は分かれて走ることにはなったが、ゴール前では〝現地集合〟で佐々木コールを響かせたい。